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嵐電沿線フジバカマプロジェクトについて

はじめに

京福電気鉄道株式会社(以下、嵐電)は、緑豊かな駅と沿線地域づくりを目標に掲げ、2006年に「嵐電沿線協働緑化プロジェクト」をスタート、以降、嵐電の駅と沿線の緑化活動に取り組むメンバー(以下、嵐電沿線協働緑化プロジェクトメンバー)と協働で、駅構内への草花の植栽や沿線小学校での園芸教室の開催などに取り組んできました。 立命館大学衣笠キャンパスでは、2020年度に「公益財団法人京都市都市緑化協会」から京都府の絶滅寸前種フジバカマの新芽50株を譲り受け、保全活動を開始しました。 2020年度末には、2019年度に学校法人立命館との間で連携協力協定を締結した嵐電と嵐電沿線協働緑化プロジェクトメンバーの方々から協働の提案があり、2021年度から絶滅寸前種フジバカマの保全活動は、立命館大学衣笠キャンパス内での取り組みから嵐電沿線地域、すなわち京都市北西部地域一体の取り組みへと拡充されました。

嵐電沿線フジバカマプロジェクトとは

嵐電と嵐電沿線協働緑化プロジェクトメンバーからの協働の提案を受けて、2021年度からは、フジバカマを挿し芽で増やし、立命館大学衣笠キャンパスで育て、花の咲く秋に嵐電北野線各駅に設置して、同沿線地域一体へ保全活動を浸透させていくとともに、フジバカマの花の蜜を好む希少種渡り蝶アサギマダラ(中国、台湾と日本との間を2,000km移動します)が飛来する地域としてブランド化も目指すこととなりました。また、京都府の絶滅寸前種フジバカマの保全活動は、SDGsの目標15「生物多様性損失の阻止」の達成に繋がるものであり、当該保全活動はSDGs活動でもあると位置づけて、地域へのSDGsの普及をも担う活動として取り組むこととなりました。

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『フジバカマン』とは

『フジバカマン』は、嵐電沿線フジバカマプロジェクトの活動をより多くの人に知ってもらいたいという想いから生まれたキャラクターです。立命館大学の学生と京都のデザイン会社「布とゆかいな仲間たちウルフ舎」が共同で企画、制作しました。フジバカマをより身近で愛される存在として、フジバカマを具現化したフジバカマンは、今後の嵐電沿線フジバカマプロジェクトの活動において、幅広く活躍していきます。

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